キッチンやの@西区小針
どうも、よし子さんです。ブログにお越しいただき、ありがとうございます。
よし子さんちの長男くん、この前風邪をひいちゃったのよ。幸い普通の風邪だったんだけど熱がけっこう長引いちゃって、3日間お風呂に入れずに清拭だけだったの。4日目にようやく熱が下がったから「お風呂に入ろう」と声を掛けると、あまり気乗りしない様子。熱は下がったけれど、まだ体調が完全に戻ったわけじゃないせいか、その日いちにちゴキゲンななめだったのよね。だけど、3日間も入ってないんだから、お風呂に入らないわけにもいかないじゃない?次の日には保育園に行くんだし。だからよし子さん、
「お風呂入るとサッパリして気持ちいいよ~」
って粘って誘ってみたのよ。そうしたら長男くん、
「ぼく、わかるから」
と、よくわからない言い訳。
「何がわかるの?」
って聞いてみたら
「おふろに入ったときのきぶん、ぼくわかってるから入らなくていいんだよ!」
あ、そうかそうか、わかってたか!いや~ごめん、ママ、長男くんが知らないかと思ってさ。じゃあお風呂に入らなくても大丈夫だね!
・・・・って、なるか~い!!!なによ、お風呂の気分知ってるから、って!気分の問題じゃないですからー!あんまりトボけた言い訳に、よし子さん思わず笑っちゃったわよ。4歳にもなると本当に口が達者になってくるのよね。それでいて言っている内容は天然全開ですごく可愛らしいから、もう、たまんないわよ。
そんなわけで、今回ランチしたのがこちら。
『キッチン やの』さん。
坂井輪小学校のすぐお近く。40年以上にわたって地元で愛されている洋食屋さんです。店内はノスタルジックで、絞ったボリュームでクラッシックが流れていて、とっても雰囲気がイイのよ。ご主人と奥さんの二人で切盛りしてらして、お店に入るなり奥さんが「どうぞどうぞ」ってすご~く温かく出迎えてくれるの。優しくて世話好きなお母さんって感じ。お店っていうより、優しい親戚のお家に来たみたいな感覚だわ。
メニューがこちら。お肉料理のオンパレードよ。肉好き女子はココロ躍っちゃうわよ。よし子さんが選んだのがこちら。
『牛のパルロンステーキ 130g』
なんて端正な佇まいのお肉サマなんでしょ。それにお肉だけじゃなくて、サラダもかなりの量があってビックリ。丼一杯分くらいあるんじゃないかしら。お肉と野菜とご飯がそれぞれたっぷりで、見るからに元気が出そうなごはんだわ。あ、ちなみに上にある小瓶はゴマ塩です。奥さんが「ライス用にどうぞ~」って持ってきてくれて、その感じがまた「お母さん」で、よし子さんほっこりしちゃったわよ。
それでは、じゅうじゅうイイ音しているお肉サマから、いただきます!
語弊を恐れずに言うとね、これ、昭和のごちそうだわ。「古き良き」って言葉がピッタリ。子どもの頃に憧れた感じ。お味はもちろんなんだけれど、この雰囲気まで含めて「ごちそう」なのよ。
お肉はけっこうしっかりめの焼き加減で、端がちょっと焦げているのが香ばしいの。ニンニク醤油ベースのソースは風味が強すぎず、肉汁の旨味をしっかり感じられてとってもイイ。適度に脂身が取り除かれているからしつこさが全然なくて、「もっと食べたい」って思わせてくれるのよ。
ほら、お肉料理って食べ終わるとげっつりしちゃって「もうしばらくお肉食べなくていいや~」ってなりがちじゃない?だけど、ここのは全然そうじゃなくて、イイ意味で物足りないの。嫌な感じが一切ない、とっても品の良い満足感なのよ。
ごちそうさまでした。美味しかったです。よし子さんね、お肉を食べている間、ソースがとっても美味しいから「ご飯にかけたいな~」ってなんて思ってたのよ。でもスプーンが無いし、ちょっとお行儀が悪いかな、って思って諦めたの。そうしたらおもむろに奥さんがやってきて、ニコニコしながらスプーンを差し出して「ソース、ご飯にかけると美味しいわよ」って。
お母さーーーん!!
もうよし子さん、ここのお家の娘になりたい・・・!その瞬間にね、あらためて素敵なお店だなぁって、よし子さんつくづく思ったわよ。派手さや目新しさはないけれど、大事に守ってきた味と人の温かさがあるの。よかったら、是非行ってみてくださいね。
それでは、また次のお店レポで。お時間のあるときに遊びに来てくださいね。
よし子