キッチンTAKU@新潟駅前

キッチンTAKU@新潟駅前

2020年3月25日 0 投稿者: ランチのよし子さん

 どうも、よし子さんです。ブログにお越しいただき、ありがとうございます。

 よし子さんこの前、カレーを作ったのよ。ルウを使わない自家製カレー。スパイスを何種類も調合して…なんて本格的なヤツじゃなくて、3連休の間のお昼ごはん用の、息子たちが大好きな あま~いお子様カレーね。3日間お昼を作るのがめんどうで、「カレーなら喜ぶし大量に作れる」っていう安易な考えで材料を煮込みはじめてから、ルウを切らしていることに気づいて。それでレシピはうろ覚えだったんだけれど「なんとかなるでしょ~。」っていう軽いノリで作ってみたのよ。
 だけどね、いざカレー粉や小麦粉、コンソメの素とかを入れてみても、なんか違うのよ。まずね、色がレモンイエロー。カレーのくせに爽やかな色しちゃってるのよ。それに味がコンソメスープに負けてるの。まるでとろみのあるカレー風味のポトフよ。あっさりし過ぎなの。よし子さん、一生懸命考えたわよ。レシピをもう一回調べるのは負けたみたいでイヤだったからね。そうしたら、ひらめいたの。コクを出したいなら砂糖だわ!それもただの砂糖じゃなくて、カラメルだったら色も濃くなるじゃない、って!さっそくフライパンで砂糖を焦がして、お鍋に入れてかき混ぜてみたら…。もうね、まんまカレーなのよ。見た目も味も。ちょっと焦がしすぎて苦味が強めだったけれど、なかなかイイ感じに出来たのよ。子どもたちも喜んで食べてくれて「よっしゃー!」って心の中でガッツポーズ。
 だって子どもなんて、こっちがどれだけ手間かけて素材にこだわって…とかやってご飯作っても、気に入らなければ食べないなんてザラだもの。「頑張ったことが報われる」って、子育てにおいてはとっても貴重なのよね。
 まぁ後日談として、息子たちが「夜も食べる!」って言い出したせいで3日目までもたず、結局またお昼ごはんを作る羽目になったんだけれどね。トホホだわよ、本当に。

 そんなわけで、今回ランチしに来たのがこちら。

 『キッチンTAKU』さん。

 新潟駅万代口から徒歩10分弱。カレーや煮込みハンバーグ、ビーフシチューなど正統派の洋食が食べられるお店です。移転・店名変更などを経ながらも、洋食専門店として愛され続けている老舗だそう。

 カレーが人気で、カレーだけでも6種類をラインナップ。日替わりメニューもあるのだけれど、よし子さんが来店した時にはもう売り切れ。とっても人気なのね。
 事前リサーチで「煮込みハンバーグにしよう」って決めていたのだけれど「牛すじカレー」って文字を見た瞬間、決意がゆらぎまくったわよ。 よし子さん、 煮込み系が大好物なのよ。牛すじなんて、じっくりコトコト煮込んだ料理の代表格じゃない!さんざん悩んだ結果、選んだのがこちら。

 『煮込みハンバーグ』。
 なんだかんだ言っといて、ごめんなさいね。カレーは食べたばかりだしね。
 それにしてもこのデミグラスソース、すごく色が濃いのね。ほとんど真っ黒よ。せっかくだからソースをたっぷり絡ませて、ハンバーグをぱくり。

 このデミグラスソース、なんだかとっても深い味がする。赤ワインの渋みがかすかに感じられて、コク深くて上品なお味。ハンバーグ本体は、とっても柔らかいんだけれど時折お肉らしい噛みごたえもあるの。それから半熟玉子よ。これがね、ハンバーグにとろ~り絡むのがもう、たまんないのよ!お口のなかが「うわぁ、しあわせ~!」って感じ。
 あとね、とってもいい仕事をしているのが仕上げに振りかけられた粒胡椒。カリって噛むと、ピリッとした胡椒のスパイシーさがフワッと広がって、お肉の美味しさも際立つし、ソースの味も引き締まるのよ。ほら、デミグラスソースって食べているうちに、ちょっと飽きてきがちじゃない。だけど、この粒胡椒の香りが口の中をリフレッシュしてくれて、最後まで美味しくいただけるんだわ。すごく考えられているのね。サラダもドレッシングの酸味が効いていて、玉子スープはあっさりしていて。もうね、全てが主役の煮込みハンバーグを引き立てるために あつらえられた、名わき役なのよ。

 ごちそうさまでした。美味しかったです。こういう丁寧に作られたお料理をいただくと、なんだかこう、自分も丁寧に暮らしている気分になるのね。忙しい日常だからこそ、こういう「丁寧な気持ち」を補充できるお食事って、とっても大事ね。
 駅前っていう場所柄もあるし、お仕事ランチでもショッピングのランチでもいいなって思いました。 よかったら、是非行ってみてくださいね。

 それではまた、次のお店レポで。お時間のある時に遊びに来てくださいね。

よし子